2009-11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

咲ちゃん -お家での生活編-

さて 先の「出会い編」でご紹介した通り
不安で胸が一杯の状態で我が家に到着した 明咲さんの咲ちゃん

この人見知りの強い 意地っぱりさんは
案の定 なかなか 我が家に馴染んでくれません

saki3.jpg

あゆみちゃんは どっちにいるのかなぁ~
いつか迎えに来てくれるかしら・・・・・

気がつくと ぼんやり遠くの空を眺めています

saki2.jpg


今にも涙がこぼれそうで・・・
見ているこちらも 辛くなってきます



saki6.jpg


段々と冬めく 重い雲に覆われた寒い空
かわいい頭巾で頭を覆ってあげても
咲ちゃんは そんな空を 半分泣きそうな表情で 眺め続けているのです・・・・・・・


そんなある日 咲ちゃん 咲ちゃん って呼びかける優しい声が
咲ちゃんの耳に聞こえました


咲ちゃん 咲ちゃん 一緒にお話ししましょ
あたしのお膝に乗ってちょうだいな

うんうん 一緒に遊びましょ

ワンワン ワンワン

saki12.jpg


呼んでいたのは 大きなお人形の 萌美ちゃんと
京都から来たブローチの文化人形のちゃん
そして ノラだった かわいいワンコでした


やぁ~ん あたし ワンコは怖いの


大丈夫 ワンコちゃんは とってもいい子だから安心してね


saki17.jpg


恐る恐る 大きなお姉ちゃんのお膝に納まった 咲ちゃん
優しいお姉ちゃん達と楽しくお話しするうちに
咲ちゃんの寂しそうな表情も 段々と 明るく楽しげになってきて
すっかり打ち解けて 本来の甘えん坊さんが顔を出しました



咲ちゃん ピンクのお着物に合わせて
ピンクのイチゴの髪留めをどうぞ

咲ちゃん 似合ってるよ


お姉ちゃん 都ちゃん ありがとう


saki14.jpg


ふふふ ご機嫌がようやくなおってきたみたいだから
かわいいピンクのイチゴを付けて お揃いのピンクのお着物でオスマシ写真を撮りましょう
咲ちゃん ニッコリ笑ってね

はぁ~い まかせといて
ニコッ


saki10.jpg


咲ちゃん  昨日 もみの木が来たんだよ
ずっともみの木を欲しかったママに パパがプレゼントしたんだよ


saki8.jpg


ママが もうすぐ クリスマスの灯をこの木に飾るって

ふぅ~ん 楽しみぃ~
でも クリスマスってなんだろな

そっか 咲ちゃん 今年がはじめてのクリスマスだよね
すごっく楽しいはずだ・・・ かもしれない・・・かなから 楽しみに待っててね


ふん・・・


saki7.jpg


お姉ちゃん 都ちゃん  
この木の葉っぱは もみの木みたいにとげとげじゃないよ
丸っこくて かわいいね

咲ちゃん お外は風が冷たくなってきたから
頭巾を被りましょ

saki5.jpg

うん

なんだか いい調子
段々と 素直ないい子ちゃんになってきました


saki15.jpg


都ちゃん いい子いい子 してあげるね


saki16.jpg


咲ちゃん 明日も一緒に遊ぼうね

うん 一緒に遊ぼうね 都ちゃん


んんんんん~~ すごっくいい感じ
私もようやく一安心です


こういう事しても もう泣いたり 怖がったりしなくなって
私ともすっかり仲良しになってくれた 咲ちゃんです


saki9.jpg


それにしても 咲ちゃん あんたはちと重すぎだよ


スポンサーサイト

咲ちゃん -出会い編-

このたび 明咲(めいしょう)さんの名をいただかれた山崎あゆみさん
市松人形師 明光さんのお弟子さんです 

明咲 って 本当にあゆみさんにピッタリの 綺麗なお名前だって思います


10月24日 沢山の人が集まった 明光さんの御堂筋の展覧会の会場で
その明咲さんが まだあゆみさんの時にお願いしたぷに子ちゃんを
やっと手にする事ができました

待ちに待った ぷに子ちゃんとの出会い・・・

ほぼ1ヶ月近く前のことです


そして わたしのぷに子ちゃんは あゆみさんのかばんから出されるや否や
この子を迎えるきっかけを作ってくれた
第二号のぷに子ちゃんとのにぎやかな対面の渦に巻き込まれました


下の写真の左が 私の第三号ぷに子ちゃん
右が 愛らしい第二号ぷに子ちゃんです

saki21.jpg



初対面の時のことを よく覚えていません

お写真で こんな子っていうイメージがあったのですが
なるなる イメージ通りの怒りんぼちゃんって思う間もなく
私の第三号ぷに子ちゃんは 第一号と 第二号のぷに子ちゃんのママさん達に囲まれて
いきなり すごく人気者になってしまいました

そして あれよあれよという間に 着物は脱がされ
二号ちゃんのお洋服にお着替えさせてもらっていました


二号ママとその姉  おっ 関節が進化している
あゆみ         そうなの ここをもっとこうしてみたの
一号ママ       なんか こういう所とか大きくない
二号ママの姉    ひょぉ~ 本当だぁ
二号ママ       おぉ 家の子よりだいぶ重いぞ
あゆみ        釣りの錘がはいってるのだけど 三号は重いのにした
一号ママ       本当だぁ~~~  こっちのが重ぉ~ぃ
                 (発言者の敬称 略)


でも
盛り上がるママさん達の会話をよそに
二号ちゃんと三号ちゃん あんまり仲良さそうではありません・・・


saki20.jpg


第三号   ふむふむ こういうのも着易くっていいかも
       それに あたしに似合ってる気がするな~~

第二号   全然似合ってないじゃんか
        あぁ~ん やだぁ~~~ 
        勝手に着ないでほしいわ
        これあたしのお気に入りのセーラー服なんだからぁ~~
       
第三号   だって あたしの方が似合ってるんだもぉ~ん


まぁまぁまぁ って間に入ってきたのが めぃちゃん


saki23.jpg


めぃ    ねぇねぇ 仲良しさんしたほうがいいよ
       二人とも すごっく似たお顔しているから どっちが着ても同じように似合ってかわいいよ

第二号  似てなんかないって思うわ 
       それに あたしこんなにずぅずぅしくないもん

第三号  そうよ 似てなんかないわ
       あたしの方が 100倍かわいいもんね 
     

saki22.jpg


第二号   なんてやな子なのかしら・・・
       ままぁ~ 早く脱がせて 返してもらってよぉ~

第三号   ふぅ~んだ けんちぼ


その後 わたしのぷに子ちゃんは ずっとむくれながら
意地ばってセーラー服を脱ごうとしませんした


ふふふ この怒りんぼのお顔
ナンダか 私の小さい頃に似ているかもです

この第三号ぷに子ちゃんのお名前は (さき)ちゃん
名前の由来は もう言うまでもありませんよね


二号ちゃんの側を離れて 優しい表情のお兄ちゃんに甘える咲ちゃん


saki26.jpg

さぁ そろそろお洋服 返してあげましょう

やっ


saki25.jpg


あらあら 困った咲ちゃんです

後ろの小さいくたちゃん
お鼻にてんとう虫は止まっちゃうわ
咲ちゃんは あんまりきかん坊で でっかい声出すわ で
すっかりびっくりしきっちゃってます


そんなこんなで日が暮れて
やっと着物に着替えてくれた咲ちゃんを連れて
みんなで心斎橋筋へお食事に
楽しい夜が更けていきました・・・

一夜明けて ちょっと反省している咲ちゃん
第一号ちゃんと 第二号ちゃんが お着物を着て会いにきてくれました

又 いつかきっと会う機会はあるとは思いますが
いつでもすぐに会うってことはできませんもの
とっても貴重な一時です

三人 仲良く並んで記念写真を撮りました

saki24.jpg

クリックしてね

左端の おとなしくて優しい表情の美人さんは 第一号ぷに子ちゃん
真ん中は ちょっと泣き虫の とっても愛らしい 第二号ぷに子ちゃん
右端は きかん気の第三号ぷに子ちゃん 私の咲ちゃんです

ハハハ お手々を拡げて まだ 第二号ぷに子ちゃんをけん制している様子・・・

お行儀の良い二人に比べて 
あんよまでも 咲ちゃんのやんちゃさんを証明しています

でも 咲ちゃんは 本当は一生懸命泪を堪えていたのです

かわいいね かわいいねって とっても大切に咲ちゃんを生み出してくれた
大好きなあゆみさんとバイバイしなくちゃならないこと
本当は仲良くしたかったのに 意地をはって仲良しさんになれなかったお友達のこと
よくわかんない ママのこと
これから行かなきゃなんない 知らないお家のこと・・・

お話しを聞きたいめぃちゃんは 昨日から赤い箱に入りっぱなしで
出てきてくれないし・・・

私は そんな不安で一杯の咲ちゃん
柔らかいタオルに包んで
もう一人の 新入り手作り市松のチビちゃんと一緒に鞄に入れて
あわただしく御堂筋のギャラリーを後にして 家路についたのでした・・・


つづく


工房朋の市松人形 私の 
3年前にやって来ました

tomo1.jpg

京都のギャラリーで 沢山のすばらしく可愛い市松人形の中から
たった一人 選んで連れて帰った子です

その日は ギャラリーの電気が点かなくて
天井の高い 重厚な木作りの洋風のギャラリーに 
多くの市松人形がひっそりとたたずむ光景は 幻想的で 
現実から抜け出して まるで別の次元の世界にいるような気がしました

そんな中で お人形を外に出したり 薄暗がりの棚に置きなおしたり
遠く近くと 見つめ続けて
心に一番響いたのが このでした

最初は チラリと目があって 
でも 前を素通りしてしまった子でした
もう一人 タイプの似た子に いきなり目が釘付けになってしまったからでした

でも 二度三度とその前を行きつ戻りつすると共に
最初は控えめに
そして 段々 段々と光を増して
最後は まるで暗がりに一人光を受けているかのように
この子は まばゆいばかりの輝きを放ったのでした


それから 何度か 工房朋を訪れました
行く度に 多くの市松人形に息詰まるほどの楽しさを覚えながらも
私に取っては やはり このが一番で
連れて帰りたい気持ちになる子に会うことはありませんでした

あなたは 工房朋さんの一人っ子ね
私はいつもにそう語りかけてきました

11月に入ってすぐ 私は 一人のお友達ともう一度 工房朋を訪れました
そして に似た とても可愛らしいお人形と目が合いました

よりも 幾分ふっくらとした頬の ワンサイズ小さいお人形です

まぁ なんと可愛らしいことでしょうか
でも 家にはがいます
それに 既に 納まり切らないほどの多くのお人形がいます

それ以上 目が合わないように
それ以上 惹かれないように
私は なるべくその子を避けて ギャラリーを後にしました


でも それがいけませんでした
帰りの電車で ふとあのお人形を思い出して
それから後は あの子のことばかり考えてしまうのです
もっと よく見てくれば良かった 
写真の一枚も撮ってくれば良かった・・・


帰宅後 外に出しておいて汚すのが怖くて長く箱入り娘にしていた
箱から出して棚に飾ってみました
すると は 私の心の中のよりも もっと大人びていて
あの お店の子よりも うんとお姉さんに見えました

うぅ~ん 私は唸ってしまいました
よっしゃぁ~ もう一回行って見て来よう
そして かわいければ・・・

は立ち台にきっちり固定されています 
着物を脱がせないと取れなくて 解いてしまうと後が大変なので
この子をカバンに入れて連れては行けません
しっかり写真を撮って 見比べてこよう
そして 我が家の古い本棚に納まったを撮ったのが 上の写真と すぐ下の写真です

tomo2.jpg

を目の前にして 私の心は置いてきたあの可愛らしいお人形に向いていました
撮っている時は気付きませんでしたが
こうして 今 写真をカメラから取り込んでしっかり見てみると
この時のは むくれて ちょっと拗ねているように思えます


工房朋では 11月9日から展示会が開催されます
その初日にあわせて 仕事を休んで行ってみようと決心しましたが
今 私の仕事は とても忙しくて
金曜日に開かれた会議で 
とてもじゃないけれど
平日に休んでなんかいられない状態であることが判明しました

この間から 休日に人形関係で遊びに出ることが多かったし
この土・日 一人で又遊びに行ったら きっと主人の機嫌が悪くなるでしょう

縁がなかったのかしら・・・
あきらめ切れない気持ちで悶々としていたら なんと土曜に主人が用事で大阪に出かけることになり
シメタ ってことで 私もそれに合わせて京都に行く事にしました

でも 家にはやらなければならない事が山積みです
アイロンかけも 掃除も 片付けも
最近 全部中途半端で それでなくても雑然とした家が 更にゴタゴタしてきています

でも まっいいかぁ~って 私はそれらのことに目をつぶり
強引に 京都に向ったのでした

主人に合わせて家を出たので ギャラリーの開店までには たっぷりと時間があります
弾む気持ちを抑えて ゆっくりゆっくりギャラリーに向いました

こんにちは

馴染みになった店員さんに声を掛けたら 店員さんの顔が歪みました

あらぁ~~ あの子 着物を着替えさせるために奈良に行ってるんです
5時頃にならないと 戻らないんですよ
あぁ どうしましょう

主人との帰りの待ち合わせは2時です
5時までは待てません・・・

来て良かったな
来なければ 悶々とし続けたことでしょう
やっぱり 縁のない子だったのだと
その瞬間に私はしっかり納得して
約束の2時まで ギャラリーでゆっくりとお人形を眺めました
気持ちは スッと落ち着いて これで良かったんだと思えました


tomo5.jpg

帰ってから を又写真に収めました

tomo6.jpg

は 本当に素敵な子です

tomo9.jpg

は 今回箱から出して最初に目があった時
その輝きを自ら消してしまっているかのように 平凡な表情を見せました
お顔の胡粉は なんだか安っぽいピンクに見えて
私は エッと驚いて 自分の目を疑いました

でも 二度見て 三度見て じっと見ているうちに
の表情は 霧が晴れる時のようにどんどん晴れやかに にこやかに変わってきます
ふふふ なのに あんな風に怒って拗ねていたなんてね
私には 箱から出した時の無表情なが 
にこにこのに変わっていくように見えたのでしたのに・・・

私は この時 初めてこの子に会った日のことを
最初は この子の前を通り過ぎてしまった自分を 思い出しました
あの時も こんな風に の表情は どんどんと変わっていったのでした


tomo7.jpg

あの可愛らしい子との縁は 
ひょっとしたら この子が遠ざけてくれたのでしょうか

tomo11.jpg

おかあさん お財布が空っぽな時は 使っちゃいけないのよ

tomo13.jpg

この家には ちょっと姉妹が多すぎて 一人一人が大切にしてもらえないから
あなた この家に来る前に 逃げなさい
その方がいいわよ

って あの子に呼びかけた可能性も大ですね

tomo14.jpg

それに おかあさん いつもわたしに 
あなたは朋さんの一人っ子よって 
言ってたじゃない

tomo12.jpg

一人っ子じゃなくなるのって ちょっと変な気持ちだわ
私は 一人っ子でいいの
一人っ子の方がいいの・・・

tomo8.jpg

の気持ちが ビンビン伝わってきます

tomo10.jpg

今朝のには 月光の下に佇むような ひんやりとした雰囲気はありません
きれいなピンクの頬をした 生き生きと輝く 小さな市松さんです

tomo3.jpg

やっぱり あなたは工房朋の一人っ子
大切な 大切な たった一人の子だったのでした


私は この子を再び箱に寝かせてしまったりせず
これからは いつも身近に置いておこうと思います





NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

森の葉っぱ

Author:森の葉っぱ
FC2ブログへようこそ!

黒ねこ時計 くろック D01

最近の記事

カテゴリ

Annette Himstedt (19)
Effanbee (3)
GOTZ(Sissel, Silvia以外) (1)
Ideal (1)
Lee Middlton (1)
Madam Alexander (3)
Silvia Natterer (6)
Sissel Skille (4)
ビスク (20)
ポングラッツ (3)
マトリョーシカ (1)
赤ちゃんドール (2)
市松人形 (18)
文化人形 (1)
その他いろんなドール (12)
小さな小さな物語 (3)
お出かけ日記 (5)
未分類 (6)
ブライス (1)

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

♪BGM

©Plug-in by PRSU

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。